いま、どうして「直6」なのか? BMW B57型直列6気筒エンジン 直列6気筒エンジンは、なにより振動特性に優れている。完全バランスの直6はかつては高級車用のエンジンとして隆盛を極めていた。しかし、90年代以降、直6エンジンの長いエンジン長ゆえにFFレイアウトでは使いにくいし、厳しくなる衝突安全規制に対応するのも難しいということで、姿を消していった。 2010年代以降、その直6が復活してきている。その理由は、まず振動特性の素性の良さ、シリンダーブロックと吸排気、そして高価な排気後処理装置も1セットで済むコストメリット、衝突安全技術の進化にある。 それに加えて、エンジンのモジュラー開発の進化で3気筒/4気筒/6気筒を作り分ける手法のおかげもある。直4から直6は作れるが、V6を作るのは難しい。ダウンサイジングの時代に8気筒は多すぎる。となるとV6ではなく、直6の出番だ。ただし、直6をフロントに
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