VL-Bus登場前夜 GUIの要求と高精細ビデオカードの台頭:“PC”あるいは“Personal Computer”と呼ばれるもの、その変遷を辿る(1/4 ページ) IBM PC、PC/AT互換機からDOS/Vマシン、さらにはArmベースのWindows PC、M1 Mac、そしてラズパイまでがPCと呼ばれている昨今。その源流からたどっていく大原雄介さんによる解説も第5回。前回はPCの内部拡張バスであるISAからその次世代であるMCA、その対抗であるEISAの登場まで。 EISAが登場した1989年頃は、OSにもいろいろな動きがあった年でもある。 もともとPC(というかIBM PC)登場時のOSはMS-DOSであり、それもあって基本はCUI(Character User Interface)ベースでの操作であった。もちろんグラフィックモードを利用してアプリケーションを動かすケースはあったし