◇正答率ランキングも期待? 大阪府の橋下徹知事が08年9月、全国学力テストの結果公表を検討すると表明した直後、府特別顧問の藤原和博氏(現府教委特別顧問)や府教委の幹部らに「府民の関心を引き付けるため騒ぎを起こした」と電子メールで伝えていたことが分かった。 22日、知事が公表した私用パソコンのメールの履歴から判明した。 橋下知事は、幹部や職員に自分の考えや指示を伝えるのに電子メールを多用。9月21日未明のメールで「正答率が出るとメディアはランキング(順位付け)する」「市町村レベルになると関心が高まる」とした。10月に公表に踏み切ると、実際に一部メディアが市町村別正答率を伝えた。 またメールのやりとりの中で、藤原氏が府内の児童生徒の成績向上のため「プロでないと務まらない。教員では無理」と塾講師の起用を強く進言していたことも分かった。 その後、府教委は塾講師の起用に踏み切っている。これに対し小河