タグ

ブックマーク / kokoro.squares.net (7)

  • 【3076】薬による治療は本当に最善なのか | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: いつも更新、大変興味深く拝読しております。精神医学に興味のある一般人(20代女性)です。 林先生は、当Q&Aで、精神の病を発症した方々へ、精神科受診と、適切な薬による治療をすすめておられます。 わたしも、これまでは、精神の病も、薬によって治療するのが最善の方法なのだと思い、薬の服用で寛解治癒された方の後日談などわがことのように嬉しく拝読しておりました。 しかし、最近、2冊のを読んだことで少し考えが変わりました。 ひとつはフィンランドで、医薬品を最小限しか使わない、医療スタッフとの対話による治療が驚くような効果をあげていると知ったからです。 「オープンダイアローグとは何か」齋藤環・著訳 医学書院 フィンランドという特殊なバックグラウンドがあってこそなのかもしれませんが、これまでの精神医療を刷新する画期的な方法です。 ぜひとも、林先生のご意見をうかがいたいと思いました。 もうひとつは、

    a-lex666
    a-lex666 2015/10/26
  • プラセボ効果としての食材偽装表示 | Dr林のこころと脳の相談室

    材偽装表示は、プラセボ効果placebo effect の全国規模の自然実験である。 プラセボとは偽薬。ぎやく。にせぐすり。外観的には物の薬と区別がつかないが、中身はただの粉を固めただけ。 プラセボ効果とは、薬理効果がないはずなのに効果が出ること。プラセボを飲むことで、症状がよくなる。治ってしまう。 つまりプラセボ効果は気持ちの問題。偽物でも物だと信じれば、物と同じ効果が得られるのである。 精神科の領域では、特にうつ病について、プラセボ効果がかなり見られることが知られている。 だがいくら気持ちの問題だといっても、現に効果が出る以上、脳の中に何らかの変化が発生していることは間違いない。うつ病は脳の病気だから、うつ病が治ったということは、脳の中に必ずそれに対応する変化が発生しているのである。抗うつ薬はその変化を発生させる薬である。ところがプラセボでもうつ病が治ることがある。薬でなく、気

    a-lex666
    a-lex666 2015/03/15
  • 【2733】統合失調症の妻は、薬を再開し、状態も安定してきています(【2670】のその後) | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 【2670】7年間安定していた統合失調症が、薬をやめて4カ月で大変な状態になってしまいました で回答いただいた者です。質問に答えて頂きありがとうございました。 統合失調症の断薬の件できっぱり、「断薬しても良くならない、取り返しのつかないことになる」と書いてもらって、不安から解消された気がします。  今の主治医はとゆっくり話しながら投薬を進めてくれており、以前拒絶していたジプレキサを飲んでくれるようになり、状態も安定してきています。一日トータル10時間近く眠れるようになり、欲もあり、顔色もすごく良いです。 まだまだ、普通の状態とはいえませんが、面会に行くとたのしく会話をすることができます。いままで当たり前だと思っていた普通の会話やの笑顔などを見ると当に幸せを感じます。退院まではもう少しかかると思いますが、以前のように2人で楽しく暮らしたいと強く願っています。 今はの病気に

    a-lex666
    a-lex666 2015/03/15
  • 治療中断が招いた射殺 | Dr林のこころと脳の相談室

    海軍施設の事件(2013.9.16.)からわずかに17日後の10月3日、またワシントンDCで精神障害者の悲劇が発生した。34歳の女性が、精神症状の悪化のためにとった行動がもとで、警官に射殺されたのである。 場所はワシントンDCの中心部、キャピトル(国会議事堂)、ホワイトハウスなどがあるモールと呼ばれている地域である。 第一報は銃声だった。 直後、議事堂やホワイトハウス前の道路は閉鎖された。 この時点では誰が何のために射った銃声かはわからなかった。テロも警戒された。だがまもなく、銃声は警官が発射したものであるとわかった。 事の起こりは、黒いインフィニティが、ホワイトハウス付近のセキュリティバリケードに衝突したことだった。2013年10月3日 14:12である。以下、時系列はワシントンポストのCar chase preceded shooting at the U.S. Capitolという記

    a-lex666
    a-lex666 2015/03/15
  • 【1362】化学物質過敏症と診断され、治療に困窮しています

    精神科Q&A 【1362】化学物質過敏症と診断され、治療に困窮しています Q:  40代後半の男性です。30歳のとき職場のストレスからパニック発作を起こし、うつ症状も出たため、精神科に通院しました。薬物治療で、だいたい2年ほどで完治まで至らないまでも症状は安定しました。 ただ病気になって以降、ストレスに弱くなり、睡眠状態も不安定になったりすることもあるため、4、5ヶ月に一度の頻度で通院し、頓服としてデパス、ハルシオンなどを服用していました。 4年前、結婚・同居・引越しをしたのですが、直後から両足の膝下からが痛み、歩行に支障をきたすようになったため、整形外科を受診しましたが、異常なし。神経科、血管科、ペインクリニックを受診し、バージャー、動脈硬化症、膠原病などの検査をしましたが、異常が認められず、メチコバール、ユベラ、アンプラーグ、リボトリールなどを処方されました。 が、効果がなく、仙骨への

    a-lex666
    a-lex666 2014/11/09
  • 【2825】 妻が不治の病で自殺を考えています | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 私の(40代)は、化学物質過敏症と電磁波過敏症を併発していて、これまで治療に良いとされることはしてきましたが、症状が一向に改善されません。特殊な病気ゆえ医療機関へも掛かることが出来ず、また住環境も、かなり制限された状態の中で生活しています。このような症状は、想像するに脳の気質から来るものではないかとも考えるのですが、人は転地療養施設のような所がない限り、今後症状の回復は無理と考えています。先行きに希望が見いだせず、八方ふさがりの状態にもなっています。将来、痛みを伴う病気のことを考えると、その前に命を近々絶つことをも考えています。 この状態からを脱出させてやるには、果たしてどうすれば良いものかどうか、どうぞアドバイスを宜しくお願い申し上げます。 林: 「化学物質過敏症」は、あり得る病名ではありますが、自分がこの病気だと信じている人の多くは実際には化学物質過敏症ではなく、体感幻覚と

    a-lex666
    a-lex666 2014/11/07
  • 【2670】7年間安定していた統合失調症の妻が、薬をやめて4カ月で大変な状態になってしまいました | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 私も40代です。は20代後半に統合失調症と診断されて、はじめジプレキサ20mgを飲んでいたのですが、5mgにしてから 7年くらいすごく安定していて社会生活も出来ていたので、その後医師と相談し、減薬していきました。 ジプレキサの副作用である、太るということと、頭にもやがかかったような気がすることから、完全に断薬したいと思うようになりその後徐々に何ヶ月かかけて断薬しました。断薬後3ヶ月くらいは調子が良く、頭がさえて仕事が良くできるといっていました。また断薬を絶対にしたいと思ったのは、○○△(医師実名: 林が削除)とかいう人の「XXX」(書籍名。林が削除)というを読んだのが大きかったようです。このでは、精神科はいらない、精神薬は完全に悪で、精神病なんてもともとないような事を主張しています。これを鵜呑みにしたは、薬は具合が悪くなっても飲まないと言うようになりました。 断薬から4ヶ

    a-lex666
    a-lex666 2014/05/06
  • 1