緑の丘陵地とソーラーパネルが鮮やかなコントラストを描く。31日に撮影した軽米町山内の軽米西、軽米東の大規模太陽光発電所(メガソーラー)は圧巻の光景が広がっていた。 両発電所の敷地面積は約460ヘクタール、年間発電量は13・7万メガワット時で、一般家庭4万1100世帯分に当たる。山間地を利用したメガソーラーとしては国内最大級を誇る。 再生可能エネルギーを生かしたまちづくりを進める軽米町。自然との調和を図りながら、新たな未来を切り開く。
久慈市などがロケ地となる映画「星屑(ほしくず)の町」(杉山泰一監督)の撮影は23日、同市山根町の桂の水車広場で行われた。ヒロインを務める女優のんさん(本名・能年玲奈さん)は、2013年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」以来となる同市でのロケ。久慈の青空の下で輝きを放った。 映画は地方回りのムード歌謡コーラスグループ「山田修とハローナイツ」の悲哀を描いた作品で、のんさんは歌手を夢見る田舎娘・久間部(くまべ)愛を演じる。同日は映画冒頭の自転車に乗るシーンなどを熱演した。 のんさんは「久慈でまた撮影ができてうれしい。前は海だったが、今回は山。あまり足を踏み入れたことのない地域だったので、新しい体験ができた。東北なまりはすぐになじんで、普段からなまっていると言われる」とおちゃめに笑った。 同市でのロケは24日まで3日間。22、23の両日で市内のエキストラ約100人が参加した。映画は5月上旬から撮
平泉町の平泉文化遺産センター(及川司所長)は6日、北海道を中心に分布する11~12世紀の擦文(さつもん)土器の破片5点が同町内で初めて出土したと発表した。表面に描かれた山のような文様が特徴。これまでの出土の最南端とみられ、奥州藤原氏と北方との交流・交易を裏付ける重要な考古学的資料とみられる。 土器は住宅建築に伴い、同町教委が同町平泉で実施した無量光院跡第37次調査によって、昨年6月に見つかった。 同センターによると、調査区は無量光院跡の南西隅に位置。5点は大きいもので長さ約5センチ。厚さは約1センチで、同一の長胴かめの一部とみられる。白い粒状の「海綿状骨針」が多く含まれていたが、産地や詳しい年代は特定されていない。文様のない土器の破片3点やかわらけの破片も見つかった。 擦文文化はアイヌ文化より前の7~13世紀前後と考えられている。擦文土器に詳しい北海道博物館の鈴木琢也学芸主査(考古学)によ
いわてこどもケアセンターの八木淳子副センター長ら研究班が岩手、宮城、福島の3県で、東日本大震災直後に生まれた子と保護者約230組を対象に行った調査で、保護者の約35%が精神的不調を抱えていることが11日、分かった。盛岡市内で開いたシンポジウムで明らかにした。震災から同日で6年8カ月。調査では保護者の精神的不調が子の発達に影響することも指摘され、関係者は長期的支援の必要性を訴えている。 シンポジウムには教員や児童福祉司ら約90人が出席。震災後に生まれた子とその家族への支援に関する研究の代表を務める児童精神科医の八木副センター長と、宮城県、福島県で心のケアに携わる研究班の児童精神科医らが登壇した。 三重大教育学部の松浦直己教授が2016年度の調査について報告。3県で約230組の親子を対象に、子の発達や保護者のメンタルヘルスなどを調べた。 精神科医や臨床心理士が保護者に面接したところ、3県で約3
東日本大震災の津波被害を受けた普代村の普代浜園地に環境省が整備した休憩施設は15日、開所した。村が「完全復興への総仕上げ」と位置付ける浜の再整備は着々と進み、PRなどに活用する園地の愛称は地元の普代中生徒が考えた「キラウミ」と決定。観光交流拠点の復活が、まちのにぎわい再生への起爆剤となりそうだ。 現地で開所式が行われ、村や同省東北地方環境事務所などから約40人が出席。柾屋伸夫村長は「震災の記憶を風化させず、自然の恵みや脅威、暮らしや文化などをさらに発信して誘客に努め、地方創生をかなえる力とするよう生かしていく」とあいさつ。テープカットで再出発を祝った。 普代浜北側の園地はキャンプ場やレストハウスがあったが、津波で全壊。総事業費約1億円をかけ、5千平方メートルの敷地にトイレ、シャワー室、更衣室などを備えた休憩所、あずまや2棟、49台分の駐車場、園路などを整備した。村も西側の約1万3千平方メー
15日午前9時半ごろ、野田村の野田バイオマスパワーJP(大田直久社長)が同村野田に整備中の野田バイオマス発電所で、設備点検をしていた八戸市の会社員男性(28)が、蒸気が集まる円柱のドラム(高さ約1・5メートル、長さ約10メートル)に吸い込まれた。男性は頭や胸などを強く打ち、外傷性ショックのため久慈市内の病院で死亡が確認された。 久慈署などによると、「(男性が)ドラム内に吸い込まれていった」という目撃証言があり、同署が点検作業の手順やドラム内の気圧などの状況を捜査中。男性のほか、4人が付近で点検作業していた。 同発電所は、木質チップなどを燃やし、発生した蒸気で発電する仕組み。昨年3月に着工し、8月の商業運転開始を目指して5月から試運転中だった。ドラムは発電設備の一部で、点検のため11日から稼働を停止していた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く