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2008年9月8日のブックマーク (1件)

  • 気分はいつも末期戦 |「戦争は女の顔をしていない」

    思考をまとめ、感想を書こうと思うまで、時間がかかりました。 長くなってしまいましたが、気合を入れて(空回り気味に)書いてみましたので、ご一読のほどを。読みにくかったらごめんなさい。 「『幸せって何か』と聞かれるんですか? 私はこう答えるの。殺された人ばっかりが横たわっている中に生きている人が見つかること……」 アンナ・イワーノヴナ・ベリャイ 看護婦 ここ数年でもっとも衝撃を受けた一冊となりました。第一印象はとにかくすさまじい、の一言。しかし、それだけではかたりつくせない、言葉に出来ない情念がこのには詰まっています。はちきれんほどに。 自分も読書中、自然に何度か胸が苦しくなり、目をきつくとじました。 書は、第二次世界大戦中、ソ連軍に従軍した女性たちの膨大な数のインタビューを集めたものです。ちなみに、ソ連の従軍女性たちの数は100万以上。単純に考えて、100個師団前後の人員となります。 彼

    a-park
    a-park 2008/09/08
    「それでも、いやだからこそ読後に残るのは、人間の根源たる「生きる喜び」の感情。この本が彼女たちの人生の物語であるからこそ、この世は「人が生きる」に足るものだと思わせてくれているかも、と思います」