スコプツィ(ロシア語: скопцы、Skoptzy)は18世紀のロシアで生まれたキリスト教の教派。スコープツィ、スコプチ、去勢教(きょせいきょう)あるいは去勢派(きょせいは)とも呼ばれ、英語ではSkoptsy、Skoptzi、Skoptsi、Scoptsyなどの綴りも使用されることがある。 カルト宗教として異端視されることが多い。開祖はコンドラティ・セリワノフ(1732年 - 1832年)。 鞭身派(英語版)、モロカン派、ドゥホボール派等の諸教派とともに、霊的キリスト教に分類される。 スコプツィは古儀式派と混同されることがあるが、彼らは正教を自称せず、正教の古い儀式を守ることもないため、古儀式派には含まれない。主流派ロシア正教会から「分離派(ラスコーリニキ)」と蔑称されることがある点は古儀式派と同じである。 鞭身派(英語版)(フルィストィ派) と近い世界観を持つ[1]。この世の諸悪の根源