本日、沖縄県を訪問した菅直人首相は仲井真弘多知事との会談で、米軍基地が沖縄に集中している現状について、 「私も皆さんからみるとヤマトンチューの1人ですが、日本人として大変申し訳なく、政治家としても慚愧に堪えない」 と述べたようです。実は仙谷由人官房長官も13日の記者会見で 「日本人として、もう少し言えば、ヤマトンチューとして、しわ寄せを(沖縄に)ずっと押し付けてきた格好になっている」 と語っています。私はこういう言い方にものすごく違和感を覚えるのです。例えば、「同じ日本人として」と言うのであれば、理解できるのですが、二人の言い方は、むしろ、沖縄を別に切り分けているように聞こえるからです。 菅首相と仙谷氏の物言いを聞いて、思い出すのは確か平成9年5月に、沖縄に出張に行った際のことです。泊まった安ホテルの食堂で沖縄タイムスだったか琉球新報だったか、何気なく地元紙の投書欄を読んでいて、思わずうめ