新経連の三木谷氏が、自分の成功経験をベースにベンチャー企業の社員は残業代ゼロを可能にせよと提言するなど、夢があるなら長時間・低賃金労働はOK、との意見を述べる経営者が後を絶たない。つまり、“将来の成長企業や起業家はブラック企業から生まれるのだから、特別に容認すべき”というわけだ。その典型例を、サイバーエージェントの創業者2人を輩出した新興企業にみることができる。未来の起業家を輩出したインテリジェンスという会社は、どのようなカルチャーを持つのか。「ガッツと熱意で、アリのように、奴隷のように働きたい人が多い、ドМ集団でした」と語る元社員(過去2年以内に病に倒れ退職)に、その働く環境の実情について率直に語って貰った。 Digest 20代中心、中途は過酷な営業経験者が多い 「熱意」と「長時間労働」が強み 毎日21時から「夕会」で詰め合っていた 「誰もやれなんて言ってないよね」暗黙の了解でサビ残