P・W・シンガーの本を読む企画第3弾にして最終回。 『ロボット兵士の戦争』→『戦争請負会社』→『子ども兵の戦争』と読んできた。実際の刊行順は、『戦争請負会社』→『子ども兵の戦争』→『ロボット兵士の戦争』である。 *1 本書は、先に読んだ2冊とは多少雰囲気が異なっていた。 無人兵器やPMFには、どこかワクワクさせるところもあるというのは否めない。ワクワクまでしなかったとしても、そこまで悲惨な話に直面するわけではない。一方、子ども兵の話は、読んでいて楽しくなるようなものではない。 本文中には、匿名で多くの子ども兵や元子ども兵たちの言葉が引用されている。そこに添えられた年齢と、彼らの言葉には何よりも胸をしめつけられるだろう。 それから、シンガーによる提言により多くがさかれている。 『ロボット兵士の戦争』ではほとんどなかったし、『戦争請負会社』でもそれは全体から見ればわずかであったが、こちらでは本
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