サービスのことを考えるうち、いろんな人の要望や欲求に答えたくなり、いろんな機能を盛り込もうとしてしまう。 そういうときにはYAGNIの精神に立ち返ればいいんだけど、それ以上に意識した方がいいのは「ユーザーはいい感じにして欲しい」のであって「自分の手であれこれ調整したい」わけではないということだと思う。 カスタマイズできることは機能を提供する側からするとすごく楽で、必要そうなものはとりあえず何でもかんでも追加することができてしまう。 ただそれはユーザーからすると「時間をかけてカスタマイズする」という余計な手間が増えるだけで、非常に辛い(もしかすると無駄な)時間を浪費することになってしまう。ユーザーはあくまでも「自分の苦痛を取り除いてくれる便利な仕組みを手軽に、かついい感じに使いたい」だけだったのに。 例えば、カスタマイズが好きなプログラマでさえ、エディタのカスタマイズと維持にはけっこう苦