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ブックマーク / ateliersalvador.hatenablog.jp (5)

  • 絵を買ってください - ますとみけい 水彩絵描き blog

    個展に向けて、絵に値段をつけています。正直、当に心の痛い作業で「どうして展示を開いてしまったのか」「そもそも、なんで絵描きになってしまったのか」などと頭を抱えています。来場者さんに「え、これ売るの?」とか「当にこんな値段なの?」と聞かれるのを想像して、勝手に辛くなるのです。自信を持って「はい」と言える絵描きでありたいです。 展示会場で絵を見て「あ、いいな」と思って下さった方、もし良ければ絵を買ってください。あなたに私の絵をお渡しし、私はあなたからお金を頂いて、また絵を描いていきます。お金はとてもありがたいエネルギーです。お金があってはじめて「旅に出て絵を描こう」とか「新しい絵の具を試してみよう」とか「食洗機にお皿洗いを任せて、自分は絵を描こう」といった選択肢が取れるようになります。私の作品でなくても構いません。あなたが「いいな」と思った作品を買い、どうか作者さんにあなたのお金を渡してく

    絵を買ってください - ますとみけい 水彩絵描き blog
  • 頭の中から声がする (ロンドン研修の思い出) - ますとみけい 水彩絵描き blog

    Fortnum & Mason on Sunday Night (日曜夜のフォートナム&メイソン) 8年前の冬、ロンドンで描いた水彩画。 ... 「海外行くと人生変わるよ」と聞く。当だと思う。私の人生も変わった。 2011年の6月から12月、当時東工大の学生だった私は、大学の博士一貫教育コースから資金援助を受けてイギリス・University College London (UCL) のEar Instituteという聴覚専門の研究機関に留学した。申請書には「世界有数の研究機関で学び、日に成果を持ち帰り、自分自身も研究者として成長する」というようなことを書き込んだ。 渡航前には、英語のリスニングとスピーキングを集中的に練習した。(アルクの教材「ヒアリングマラソン」シリーズにはかなりお世話になった。) 渡航後、最初は全然話せなかった。レジの支払などの日常会話はテンプレートで何とかなっても

    頭の中から声がする (ロンドン研修の思い出) - ますとみけい 水彩絵描き blog
  • ビル・エヴァンス タイム・リメンバード - ますとみけい 水彩絵描き blog

    ビル・エヴァンス。鉛筆。 ... 映画「ビル・エヴァンス タイム・リメンバード」を見てきた。ジャズピアニスト、ビル・エヴァンスの生涯をたどるドキュメンタリー。 joji.uplink.co.jp 自分はジャズについて全然知らない。いつ頃かGoogle Homeが適当にジャズのコンピレーションを流していたとき、前からとても好きで、ずっと名前が分からなかった曲がか流れた。「OK Google、この曲なんて曲?」と聞いて「ビル・エヴァンスのワルツ・フォー・デビィです」と返ってきた。それでビル・エヴァンスのことを知った。 www.youtube.com 映画序盤、1950年代のニューヨークの映像が流れる。なんかかっこいい。ジャズの世界は当にかっこいい。 それからビルのデビュー。詩的な曲名。繊細な音。こんなピアノを弾く人がどういう人生を送ったのか知りたくなってしまう。事前にWikipediaの記事

    ビル・エヴァンス タイム・リメンバード - ますとみけい 水彩絵描き blog
  • 私が絵描きになった理由 - ますとみけい 水彩絵描き blog

    昨日ETVの「ヘウレーカ!」に、大学院の指導教員の 柏野牧夫先生が出演していて、聴覚研究の奥深さについて又吉直樹さんと話していた。(お元気そうで当に何よりです。) メインテーマは「空耳はなぜ聞こえるか?」良かったらNHKオンデマンドで見てみてください。 www4.nhk.or.jp 感傷的な気分になって、何かTwitterに書こうとしては消し、blogに書こうとしては消しして、今まさにまたblogに書いている...。 「前は研究者志望だったんですよね。なんでまたいきなり絵描きになったんですか」と聞かれる。実は、未だにうまく答えられない。2012年の春頃、小田急線相模大野のホームにいるとき「絵描きになるのが良い。そうすれば色々な"流れ"がシンプルになる」という天啓が降りた。当時、海外派遣先での研究がうまくいかなかったり、博士課程の在学期間が一年伸びることが決まったりして、神経が相当まいって

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  • 横浜から - ますとみけい 水彩絵描き blog

    きょうの水彩: 横浜港。落書き用の更紙に色を置いた。 ... 日神経科学大会の開催中、海外研修でお世話になった先生が来日していると伺って、パシフィコ横浜に向かった。会場近くのレストランで先生方とランチをご一緒した。先生も、来日のお知らせを下さった方も精力的に活動をされているようだった。ランチの後、先生方と別れて海の方へ向かった。もう会費を払っていないので学会会場には入れなかった。 パシフィコ横浜の敷地の端に「ぷかりさん橋」という場所があった。係留式の桟橋で、小さな洋館がぷかぷか浮いていた。海上バスのターミナルらしかった。そのあたりで何か描くことにした。 描きながら、研究していた当時のことを思い出した。苦しかった。数値化すれば大事な要素が失われてしまう現象について、無理にでも数値化しなければならないことが辛かった。空を飛ぶのに羽を落とさなくてはならないような、海を泳ぐのに両手両足を縛られな

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