ベンチャーキャピタルは直接公開市場に投資するわけではないが、その出口の一つとして公開市場があるため、5年前であれば海外機関投資家から、日本のリスク要因として、コーポレートガバナンスの不足が指摘されていた。 今回、まさに記事中にある伊藤レポート→コーポレートガバンナス・コード、スチュワードシップ・コード策定の流れが、海外機関投資家からおおいに評価されていて、日本市場の再評価の一助となっていた。 最近セブンイレブン、大塚家具、クックパッドなどコーポレートガバナンス上の論点を含む事案を頻発しているが、それらが日本の資本市場参加者全体として、コーポレートガバナンスを見直し、成熟させるきっかけとしなければいけない。 そして、日本市場に海外投資家の資金を呼び込み、また日本の資本市場であるからといってディスカウントがされないようになることを願う。