サムスン電子の第7世代TFT-LCD(超薄型液晶ディスプレー)の核心技術と研究人材を取り込み、深セン市に工場を建設しようとした元サムスン電子職員らが検察によって摘発された。 サムスン電子は現在、世界のTFT-LCD市場の45.3%を押さえ、トップの座を占めている。第7世代技術への投資でもサムスンが先頭を走っている。 TFT-LCD市場は最近、カメラ付き携帯電話とDMB端末機の普及・拡大とともに早いスピードで需用が伸びており、各国が先を争って投資を拡充している分野だ。 サムスン電子は今回、技術流出の対象になった第7世代中核技術開発に、これまで2680億ウォンを投資したという。仮にこの技術が中国に流出すれば、今後5年間に5兆ウォンの損失を及ぼすと調査機関は分析している。 デジタル・情報産業時代には技術を開発するのと同じくらい、技術を守ることが重要だ。先端の核心技術は企業の将来はもちろん