典型的な蟻浴の身振りをするオウチュウ 蟻浴(ぎよく 独: Einemsen・英: anting)とは、鳥類が自らの羽に昆虫、通常はアリを擦り付ける行動である。 概説[編集] アリなどの昆虫はギ酸などの、殺虫剤・殺ダニ剤・殺菌剤 として機能しうる化学物質を分泌する。また、味の悪い酸を除去してそれらの昆虫を食べられるようにするという目的とも考えられている。鳥自身の尾腺(フランス語版、英語版)から出る分泌物を補っているとも見られる。アリの代わりにヤスデが用いられることもある。250以上の種が蟻浴をすることが知られている。日本に生息する鳥類の例ではカラス、ムクドリなど[1]。 発見史[編集] この行動は、ドイツの鳥類学者エルヴィン・シュトレーゼマンによって1935年に『鳥類学月報』誌(Ornithologische Monatsberichte XLIII. 138)でeinemsenとして初めて
![蟻浴 - Wikipedia](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a5ab04292c1553709204d0a54b8902bc5c6e35fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2F5%2F5b%2FBlack_Drongo_I2_IMG_5683.jpg)