得意先への接待から、夫婦の記念日、肉にこだわる食通まで…今、東京で「とっておきの美味い肉屋」として知名度を上げているのが、六本木を中心に10店舗を展開する和牛レストラン「格之進」。名物は、仕入れてから1カ月以上寝かせることで、旨味を極限まで引き出したオリジナル熟成肉。塊のまま焼いて肉汁を閉じ込める、独自の“塊焼き”を開発し、舌の肥えた客たちを虜にしている。でも使っているのは、知名度が低い、社長である千葉の地元の「いわて南牛」。しかも、サシが多く入ったA5ではなく、A3ランクの赤身肉が中心…。千葉は、市場で高値の付かない肉を、極上の熟成肉へと化けさせているのだ。さらに千葉は、80以上ある肉の部位ごとに、切り方や焼き方を変えるほか、魚介類とのコラボなど、熟成肉の美味い食べ方を徹底的に研究。今や、日本最大の肉の祭典「肉フェス」で3年連続優勝の偉業を達成するまでの存在となっている。その他にない肉&