マタタビ(木天蓼[2][注 1]、学名: Actinidia polygama)は、マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本である[3]。別名ナツウメ(夏梅)ともいう。夏に白い花が咲くころに、枝先の葉が白くなるのが特徴。果実は虫こぶができることもある。ネコの好物、鎮痛・疲労回復の薬用植物としてもよく知られている。 名称[編集] 和名のマタタビの由来については、古くは『本草和名』(918年)に「和多々比」(わたたひ)、『延喜式』(927年)に「和太太備」(わたたび)の名で見える[4]。 貝原益軒『日本釈名』(1699年)では、果実に長いものと平らなものができることから、「マタツミ」の義であろうという[5]。 アイヌ語の「マタタムブ」からきたというのが、現在最も有力な説のようである[6]。『牧野新日本植物図鑑』(北隆館 1985年。331ページ)によるとアイヌ語で「マタ」は「冬」、「タムブ」は「亀の