原発事故などで福島県から避難した子どもたちへのいじめについて、文部科学省が全国調査を行った結果、その数が204件に上ることが初めてわかりました。一方で、いじめの原因が「原発避難」としたものは13件と全体の1割未満にとどまり、専門家の中には教員が原発避難いじめを把握できていない中、その結果を疑問視する意見もでています。 その結果、避難先で児童や生徒が受けたいじめの件数は合わせて204件に上ることがわかりました。内訳を見ますと、昨年度、起きたいじめは129件、平成27年度までの5年間にあったいじめが75件となっています。 いじめの内容としては、入学した時、「福島へ帰れ」と言われた小学生や、避難当初、「放射能がうつるから来ないで」と言われた中学生、さらに、「お前らのせいで原発が爆発した」と言われた中学生の事例が報告されています。これらの事例はいずれも学校の対応で解決したということですが、中には、
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