大量死が見つかったハチの巣箱の内部。ネオニコチノイド系農薬の影響が懸念されている (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 発達障害で特別支援教育(通級)を受けている児童生徒数 (週刊朝日 2019年3月15日号より) 農薬使用量の国別の比較/自閉症、広汎性発達障害の国別の有病率 (週刊朝日 2019年3月15日号より) 発達障害という言葉はすっかりおなじみになった。気が散りやすかったり、他人と意思疎通しにくかったり、そんな子どもが増えている。原因として注目されているのが農薬との関係だ。食べ物に含まれる化学物質が、子どもの脳の発達に悪影響を与える……。作家・ジャーナリストの青沼陽一郎氏がレポートする。 【発達障害と農薬の関係は?】国別の農薬使用量と発達障害の国別の有病率の比較データはこちら * * * 発達障害の子どもが増えている。文部科学省が2012年に公表した調査によれば、全国の