2009年10月に開始した「IIJ GIO」サービスのユーザー事例や新サービスの導入計画などを発表した。 インターネットイニシアティブ(IIJ)は4月27日、クラウドコンピューティングサービス「IIJ GIO」のユーザー事例を報道機関に紹介した。併せて今後導入する予定のサービスも発表した。 IIJ GIOは、同社のデータセンターのリソースを提供するもので、2009年11月に開始した。インフラやプラットフォーム、アプリケーションなど1000通り以上の組み合わせを提供する。 同社は、ユーザー事例として野村證券、個人向け間接資材販売サイトを運営するアスマル、第一興商のケースを取り上げた。 野村證券は、全国171拠点の社員が利用する約定データフォローシステムの基盤をIIJ GIOで構築した。野村證券のデータセンターとIIJ GIOを閉域網で接続し、IIJ GIOのシステムリソースに野村證券のプライ
大和ハウス工業は2009年3月末、イントラネット用システムが動くサーバー15台を、IIJテクノロジーの仮想化ホスティングサービス「IBPS」に移行した。従来は同社の本社ビルで運用していたが、データセンター移転に伴って移行を決めた。 Webアプリケーションサーバー15台を米VMwareの仮想化ソフトを使って仮想化し、IIJテクノロジーが管理するサーバー5台に移行した。各仮想マシンの起動イメージは、障害に強いSANストレージ上に保管する。これによりハード障害でシステムが利用できなくなる危険性は低くなった。 自社のハードウエア上で動いていたシステムを外部サービスに移行したことで、ハードウエアやストレージの運用作業は必要なくなった。大和ハウス工業のイントラシステムに関する運用負荷は約2割低減したという。 大和ハウス工業はやはり3月末に、本社に設置していたそのほかのサーバーをIIJ(インターネットイ
インターネットイニシアティブ(IIJ)は2009年5月28日、クラウドコンピューティング・サービスに関する事業戦略を発表した。年内にストレージやアプリケーション実行環境といったコンピュータ資源をサービスとして提供する計画という。基盤技術として分散データ処理技術などを独自開発する。コンテナ型データセンターの採用も検討中という。 IIJが今回発表した独自の分散ファイルシステム「ddd(distributed database daemon)」は、米アマゾン・ドット・コムの「Amazon Dynamo」をモデルにしたキー・バリュー型データストアである。巨大なデータをピア・ツー・ピア(P2P)技術で連携する複数のノード(サーバー)に分散配置することで、データの入出力や検索を高速化できる。ノードを追加した分だけ処理性能が向上するのが特徴という。同社のテストでは「ファイアウオールのログ100Gバイトを
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