2020年の東京オリンピックのエンブレムや佐野研二郎氏のデザインを巡っては、ことし7月24日にエンブレムが発表されて以降、インターネット上の指摘を基に企業や自治体などの間で波紋が広がっていきました。 しかし、その後、佐野氏がこれまでに手がけた別のデザインの中にもほかの人の作品に似ているという指摘が相次ぎ、先月13日には、大手ビールメーカーが、佐野氏がデザインしたキャンペーン用のバッグの一部の取り扱いを中止。 佐野氏は、ホームページ上で共同で制作していたデザイナーが第三者のデザインをそのまま使ったことを明らかにし、陳謝していました。 この時点で組織委員会は、バッグの件は「組織委員会とは無関係」であり、エンブレムについては「問題は全くないという立場に変わりはない」とコメントしていました。 その後も、インターネット上の指摘などを基にした動きが続きました。先月17日には、佐野氏がデザインした名古屋