恐らく僕しか経験していないであろう、かなり不思議な思い出のことを書こうと思う。 数年前、Twitterで大暴れしていたアカウントがあった。そのアカウントは、ジャンルでいうならば「ネトウヨ」だった。本人自身が「ネトウヨの皇帝」と自称していた。皇帝のフォロワー数は10万人を超えていた。結構ちゃんとデカい。それでいて煽動的なデマツイートが多く、かなり悪質なアカウントだった。デマに右も左も保守も革新もない。言葉を選ばず言えばほぼ反社だった。なんで皇帝が反社なんだよ。矛と盾で矛盾、どころの騒ぎじゃない。誰かこれを新しい故事成語にしてくれ。 さて、そんな「ネトウヨの皇帝」は、一介の芸人に過ぎない僕のツイートに、ちょくちょくリプライを送ってきていた。頻度でいうとどれくらいだろう、間が空くときで一ヶ月くらい。頻度の多い時期となると週一くらい。 その内容は……ごくごくお笑いファンが芸人に送るようなリプだった
![なぜか、本当になぜか、「ネトウヨの皇帝」が僕のファンだった話|九月](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9da5726b13e2b6c96bf5c36f1425cbef478d93ec/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F121570215%2Frectangle_large_type_2_f889f67fcf3d8654338b217f8b494848.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)