石田氏は昨年1年間でアジア12カ国を訪問し、現地企業数十社とディスカッションを行なったという。こうして集めた生の声を交えつつ展開されたプレゼンテーションについてお伝えしていこう。 海外関連のプロジェクトに多数従事してきた石田氏だが、当初は英語ができず、現地出張を通じて身につけたそうだ。 画像数々のハードルもあるが、それでも魅力の多いアジア市場 本講演は、ASEAN各国や中国におけるSNSおよびゲームポータルの現状説明を主眼とするものであったが、まず、東アジアへの業務進出について「3点諦めてください」という、いささかショッキングな発言からスタートした。 1)「第2の中国」はここ10年以内には現れない 中国は現在でも巨大な市場である。IMFによるアジア各国のGDP予測から見ると、少なくとも2020年まで中国は日本を追い越して成長を続け、その規模は成長著しいインドでさえも追いつかない、言わば一人