社会問題化している高齢者の事故。中でも「ペダルの踏み間違え」は、とても大きく扱われているのは周知の通り。平成30年警察白書によると、2017年の死亡事故の人的要因のうち、75歳未満のペダルの踏み間違えは0.8%であるのに対して、75歳以上では6.2%と大幅に上昇する。高齢者によるペダルの踏み間違えが多いのは事実だが、いっぽうで75歳以下でも踏み間違えの事故は起きている。 このような踏み間違え事故に対して、メーカーはもちろん対策をしている。現行車種の場合、トヨタは「踏み間違い時サポートブレーキ(インテリジェントクリアランスソナー)」、日産は「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」、ホンダは「Honda SENSINGの誤発進抑制機能」といったように、国内各社の新型車の多くは、踏み間違え防止機能を標準搭載、またはオプションとして用意されている。 新車はそれで問題はないが、このような機能を搭載していな