「ねんどろいど」や「figma」を手掛けるフィギュアメーカー「グッドスマイルカンパニー」が、2018年11月に投資会社「グッドスマイルパートナーズ」を設立。企業や起業家、クリエイター、コンテンツなどへの幅広い投資と総合的支援を軸に、様々な分野でのイノベーションと新たな価値を創造し、エンタテインメントの未来を切り拓くことを目指す。 「グッドスマイルパートナーズ」では、“共創”の精神によってフィギュアからエンタメの世界で成長してきた「グッドスマイルカンパニー」のDNAを継承。投資先の事業に深くコミットした総合的支援を行うことで、投資する側・される側の双方にとって利益とメリットのある投資事業を展開する。 コンセプトおよび投資スタンスには「“おもしろさ”を判断基準に投資」「幅広い多様な価値への投資」「共創を誘発するための投資」を掲げており、グッドスマイルカンパニーが持つ国内外ネットワークと投資先を
日本経済新聞のネット版NIKEEI NETは、ハローキティなどの人気キャラクターでビジネスを展開するサンリオが本年6月からアニメ制作を開始すると伝えている。報道によれば、サンリオは現在『シナモンロール』や辻信太郎社長が描いた絵本『森のメルヘン』、『大切な仲間たち』などの3作品を劇場アニメ化し2007年3月に公開するとしている。映画1本あたりの製作費は5億円前後で、製作委員会の導入によりリスクを軽減する。 1975年に開始され1980年代に全盛を誇ったサンリオのアニメ作品群は資金をふんだんに使った質の高いものであった。なかでも原作を辻社長自ら手掛けた『シリウスの伝説』や『星のオルフェウス』、『くるみ割り人形』、『ユニコ』などは高い評価を受け、海外でも知られた作品となっている。しかし、『キタキツネ物語』(実写作品)などの一部の映画以外はその巨額の製作費を回収出来なかった。このためサンリオは19
一般社団法人 日本動画協会は2016年3月31日に定例理事会を開催、新理事長として日本アニメーション株式会社の代表取締役社長である石川和子氏の就任を決議した。石川氏はこれまで副理事長を務めてきたが、この4月からは日本のアニメ業界団体の顔として活躍することになる。前理事長の内田健二氏は相談役に就任、また相談役の布川郁司氏は3月末で退任した。 また東映アニメーションの常務取締役である久保田譲氏が、新たに副理事長に選出された。トムス・エンタテインメントの吉田力雄氏も引き続き副理事長を務める。理事長に副理事長2人体制はこれまで、どおりだ。 日本動画協会は、日本のアニメ文化と産業の振興と発展を目的に2002年に設立された。アニメ業界がまとまった事業の実施、人材育成や調査、また業界の意見のとりまとめを行っている。アニメ製作会社を中心に正会員37社、準会員29社、合計66社が加盟している。
インターネットポータル事業の大手の楽天は、2015年1月24日に100%出資の子会社である楽天ショウタイム株式会社を吸収合併すると発表した。2016年4月1日で実施され、楽天ショウタイムは解散する。 動画配信サービスは、楽天内の事業部門として運営されることになると見られる。楽天は合併の理由を経営効率化と動画配信サービス事業のサービス向上のためとしている。 楽天ショウタイムは2001年に、USENと楽天が50%ずつ出資する株式会社ショウタイムとして設立された。日本初の本格的な動画配信ポータルサイトShowTimeの運営を2002年に開始した。2009年に楽天がUSEN保有の株式を取得し、以来同社の完全子会社となっている。 しかし、2007年には売上高42億5000万円、2008年は51億7900万円、経常利益はそれぞれ5億1700万円、6億4200万円であったの対して、直近の2015年決算で
1.中国市場の拡大/日本アニメ市場への製作参入 2015年、日本のアニメ業界に「中国」が大きなテーマとして浮上した。中国に対するトピックスは2点にある。ひとつは日本のアニメやキャラクターの輸出先としての“中国市場”である。もうひとつは、日本でのアニメ製作の出資、アニメーション制作の発注元の“出資者”としての中国だ。 日本アニメのファンが多く、巨大な中国市場の開拓は、2000年代以降日本のアニメ関連企業の大きなテーマであった。しかし中国行政によるテレビ放送や映画上映、映像ソフト・マンガ出版の認可は厳しい締め付けもあり、なかなか大きな実績が築けなかった。 この状況が大きく変わったのは、中国の動画配信事業者が正規配信のために日本アニメの公衆送信権(配信権)を獲得するようになったことである。さらにスマホアプリ化やオンラインゲーム化の権利も積極的に買い付ける。この購入金額が大きく、国内各社に大きな売
アニメ!アニメ!編集部は2015年12月16日から23日の期間、2015年のアニメ作品及び視聴動向についてユーザーアンケートを実施した。1478名のかたから回答をいただいた。視聴動向についてのユーザーの回答からは、現在のアニメファンのアニメの接し方も窺われる。 アンケート結果をもとに、「アニメ視聴の方法」、そして2015年に大きな注目を集めた「動画配信」の視聴方法について2回にわけて紹介する。今回は2015年末におけるアニメの視聴方法である。 ■ 依然利用の多いテレビ視聴とテレビ録画、無料動画配信も積極利用 2015年は動画配信の利用拡大がたびたび言及されたが、アニメの視聴方法で最も利用されたのはテレビであった。特にBlu-ray、DVDレコーダーなどを利用した録画は全体の78.3%、約8割が利用している。 一方で、テレビ放送に合わせたリアルタイム視聴は42.0%にとどまっており、テレビア
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