「お寺の境内に住める」物件、ほかに聞いたことありますか? 北鎌倉と言えば円覚寺。鎌倉幕府8代執権の北条時宗が建立した由緒あるお寺です。円覚寺の境内には、現在、19の塔頭がありますが、その中でもいちばん外側にあるお寺が管理している2つの長屋が借りられるのです。 建物や街並みのあるべき姿を、お寺という空間で実現し、お手本となる。そんな高い志を持ってつくられた建物で、普通では味わえない生活ができます。 騒がしい街中にあっても、お寺の境内に一歩入ると、そこに流れる空気は凛としていて背筋をしゃんと伸ばしたくなる。北鎌倉の優しい街並みの中にあり、日常生活を送りながら厳かな空気に触れ、精神を安定させることができる。そんな暮らしができるのは、境内に住まうことができるからなのではないでしょうか。円覚寺は座禅でも有名。煩悩から解き放たれ、精神統一をする時間が持てる暮らしを経験してみると、一回りもふた回りも人