【パリ共同】フランスのマクロン大統領は16日、国民議会(下院)総選挙でマクロン氏の中道与党連合が敗北したことを受け、慰留していたアタル首相の辞任を受理した。ロイター通信が伝えた。ただ当面は暫定内閣の長として職務を続行し、26日開会のパリ五輪などを担当する。次期首相の見通しは立っておらず、選出まで時間がかかりそうだ。 7日の総選挙決選投票を受け、アタル氏は8日、首相任免権を持つマクロン氏に辞意を伝えたが、マクロン氏は国の安定を確保するためとして、当面留任するよう要請していた。
【ワシントン共同】バイデン米大統領の次男ハンター氏(54)が2018年に薬物依存を申告せず不法に銃を購入したとされる事件で、東部デラウェア州の連邦地裁の陪審は11日、有罪評決を下した。米メディアが報じた。現職大統領の子に対する有罪評決は史上初めて。11月の大統領選で再選を目指す民主党のバイデン氏の戦略に影響する可能性がある。 公判ではハンター氏がコカイン中毒だったとされる証拠が示され、米メディアが連日詳報した。共和党のトランプ前大統領が攻撃材料として批判を強めるとみられる。 検察官は10日の最終弁論でハンター氏が「当時コカインを使用し、中毒状態だった」と陪審員に訴えた。弁護側は、銃購入時には薬物を使用していなかったとして無罪を主張した。 起訴状によると、ハンター氏は18年10月、デラウェア州で拳銃を購入した際、自身の薬物依存を申告しなかった。同月12~23日ごろ、銃を違法に所持したとされる
子どもが新型コロナウイルスのオミクロン株「XBB」対応ワクチンを接種後に心筋炎になったとの報告が2例あったとして、厚生労働省は15日、胸の痛みや息切れといった心筋炎や心膜炎を疑う症状が出た場合は速やかに医療機関を受診するよう求める事務連絡を、都道府県などに出した。 厚労省によると、2人とも昨年10月の接種で、一時入院したが、その後退院。いずれも過去に新型コロナと関連する心筋炎と診断されたことがあったという。厚労省の専門部会は「ワクチンと症状の因果関係は評価できない」としている。 1人は昨年10月時点で13歳の男子で、発熱や息苦しさといった症状が出た。2022年の新型コロナワクチン接種後にも心筋炎と診断されていた。もう1人は昨年10月時点で6歳の女子で、胸や腹の痛み、せきなどの症状。22年に新型コロナに感染して心筋炎と診断されていた。
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