米IT大手メタ(旧フェイスブック)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は26日付の米連邦議会あての書簡で、バイデン政権高官が2021年に新型コロナウイルスに関する情報の検閲を求めて「繰り返し圧力をかけてきた」と明らかにした。「政府の圧力は間違っており、これまで率直に(対外的に)話してこなかったことを後悔している」とも説明した。 共和党は11月の大統領選に向けて、民主党政権が進める偽情報対策などに関して「インターネット上で表現の自由を奪う狙いがある」と主張しており、今回のザッカーバーグ氏の見解を選挙でのアピール材料に利用する構えだ。 書簡の内容は下院司法委員会あてで、下院多数派の共和党が公表した。ザッカーバーグ氏は圧力をかけたのは「ホワイトハウスを含むバイデン政権の高官だ」と説明。「ユーモアや風刺を含む新型コロナ関連の一部コンテンツの検閲」が要求されたという。投稿削除などの対応は