半年ぶりに連載を再開させていただきます。今回、「ビッグデータ」というタイトルを変更することも検討しました。何しろ2014年10月にガートナーが発表した「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2014年」において、「ビッグデータ」は今後1年程度で幻滅期に移行する とコメントしているのですから。 ただ「ビッグデータ」が、これまでのIT系流行ワードと同様に死屍累々なものになったかというと、実はそうとは思いません。むしろ、ビッグデータと意識することなく当たり前のように活用されていて、「この新しい施策の裏側では、さまざまなデータが使われているらしいです。え?データの容量ですか?うーん?大きいかもしれないですね。多分」など、多様な形式でリアルタイムに流れ込んでくるデータでさえも、普通に利用されている。そんな存在になったのではないでしょうか。 繰り返しますが、もう固有名詞の「ビッグデータ」ではないの