YouTubeで420万回も再生され、癖になると話題のミュージックビデオ「マヌルネコのうた」でその存在が話題になったマヌルネコ。2019年には、マヌルネコ保全同盟(PICA)により、マヌルネコの保全や置かれた環境について興味と知識を広めるという目的で4月23日が「国際マヌルネコの日」に制定されました。 今回は、絶滅が心配される希少なマヌルネコの生態や魅力を那須動物王国に教えていただきました。また、マヌルネコがいる動物園と、個性豊かなマヌルネコたちもあわせて紹介します。 マヌルネコとは 那須どうぶつ王国のマヌルネコ「ポリー」 マヌルネコは中央アジア周辺の、乾燥した樹木のない高地の岩場や平坦な草原に生息しており、ネコ科の動物の中ではもっとも古い種で、“最古の猫”と言われています。夏は酷暑、冬は氷点下という過酷な環境で生きられますが、生息環境は雑菌が少ないため感染症に弱く、飼育下での繁殖は非常に