中央線・三鷹―立川間13,1キロの連続立体交差事業は、西側区間2,8キロの上り線が残されていたが、工事が順調に進み11月6~7日(土・日)にかけて切り替え工事が行われる。工事完成で5箇所の踏切が除去される。すでに除去された東側区間13箇所とあわせて合計18箇所の踏切が除去されることになる。沿線市はもとより北多摩各市にとって、南北交通の円滑化や街づくりに与える影響など計り知れない効果がある。この事業に東京都が具体の調査費を予算計上したのが、平成元年だから22年の歳月が掛かった。荻窪―三鷹間が完成したのが昭和44年(1969年)なので、そこから勘定するとなんと41年である。総額約1710億円、武蔵境駅の西武多摩川線の高架事業費を入れると約1800億円の巨費だ。駅舎など関連工事を入れてあと二年程度かかる見込みとのこと。