フランスでも寿司は市民権を得ているものの、大半の人が思い浮かべるのはチェーン店「SUSHI SHOP」で出される創作寿司だ。その一方、パリを中心に高級寿司店が増えているという。フランスで独自の進化を遂げるSUSHIを仏紙「ル・モンド」が紹介している。 高級化するSUSHI 食料品に特化した研究所Giraによると、2022年、フランスでは5000万貫もの寿司が食べられたという。魚の価格高騰にもかかわらず、この20年間で日本料理への熱は高まるばかりだ。 ヨーロッパのなかでもフランスは、酢飯を握ったこの食べ物の最大のマーケットである。フランスには寿司の学校(フレンチ・スシ・インスティテュート)や全国コンクール(『フランス・スシ』誌主催)があり、世界的な大会で好成績を収めてもいる(東京にある世界最大級の魚市場、豊洲で開催されたワールド・スシ・カップで、今年フランス出身のミカエル・パンカが2位に輝い
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