ソシエテ元トレーダーに1.1億円の弁済命令-負わせた損失は5550億円 Gaspard Sebag、Fabio Benedetti-Valentini 未承認トレードで仏銀ソシエテ・ジェネラルに巨額損失を負わせたジェローム・ケルビエル氏に対し、仏ベルサイユ控訴審は100万ユーロ(約1.1億円)を弁済するよう言い渡した。同氏が8年余り前のトレーディングで発生させた49億ユーロ(約5550億円)の損失に比べ、わずかな額に減額された。 ケルビエル氏(39)の損失は、金融の歴史上でも最も有名な「ならず者トレーダー」による事件の1つとして知られる。控訴審は29ページにわたる判決文で、ソシエテに「複合的な過失」があり、事件発生を許す「重要かつ決定的な役割」を果たしたと指摘した。 「この行為を犯した人物がどれほど狡猾で意思を持っていたにしろ、または使われた手法が巧妙だったにしろ、ソシエテ・ジェネラルの管