スペイン北西部バイオナ(Baiona)港に到着した「スカーレット・ナイト(Scarlet Knight)」(2009年12月9日撮影)。(c)AFP 【12月10日 AFP】前週、水温調査を行って気候変動を観測するため、世界で初めて大西洋の海中を横断したロボット「スカーレット・ナイト(Scarlet Knight)」が9日、スペインから米国に返還された。 翼のついたロケットのような形をした黄色い水中グライダー、スカーレット・ナイトは、わずか1個のバッテリーと海流を利用して、米東海岸ニュージャージー(New Jersey)州からスペイン北西部ガリシア(Galicia)州までの7400キロを、225日間かけて渡りきった。 スカーレット・ナイトは4日、クリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)が最初の米国探検から帰還した際に上陸した、スペインのバイオナ(Baiona)