お世話になっております。 皆様は読書していますか? 私は最近はほとんどしておりません。生活に追われ仕事に圧迫され心に余裕が無く、昔読んだものの再読くらいしかできていない状況です。新規で頭に物語を入れるということが、もう、無理になりました。あとは擦り減って摩耗していくだけです。 さて、そんな貧しい状況の私の心にも深く残っている作品があります。 ドストエフスキーの『貧しき人びと』です。 作者自体は有名ですね。日本でもドスト・F・スキ雄のペンネームで活躍し、後の漫画業界に大きな影響を与えました。 この『貧しき人びと』は1846年に出版された、ドストエフスキー24歳の時のデビュー作です。原稿を読んだ編集者があまりの名作っぷりに感動・興奮し、早朝にドストエフスキーの家まで行って彼を叩き起こし「君はスゲーよ!」と喝采したというエピソードがあります。 これがどのような作品かについては以下の通りです。 ・