仕事が立て込み、Blogを書く時間がほとんど取れなくなって来た。しかし、不思議なもので、以前はBlogを書かない日が続くとアクセス数が激減していたのだが、最近は暫くエントリをしなくても主にサーチエンジン経由のトラフィックが安定的に存在し、なかなかアクセス数が落ちない。有難いことである。 さて、最近頭に浮かんでいることを手短に。 インターネットサービス分野の動向を見るにつけ、新たな技術の発明というよりは、既知の理論を本分野に応用する動きが気になる。言ってみれば、古代文明の再発見が相次いだルネッサンス期を彷彿とさせる動き。 無論、技術や理論の再発見が世の中のブレークスルーをもたらす例は、枚挙に暇が無い。例えば、元京都大学教授の伊藤氏が提唱した確率微分方程式(伊藤のレンマ)は提唱から数十年の時を経て米ロバート・マートンに再発見され、かの有名なオプション計算式であるブラック・ショールズ式が生み出さ