菅総理は訪問先の沖縄で「東日本大震災からの復旧・復興と原子力事故の収束にむけ、燃え尽きる覚悟で取り組む」と発言。 いわば、「特攻精神」のような意気込みである。 しかし、玉砕覚悟の進軍ラッパでは、誰も付いてこないはず。 きちんとした日本再生の設計図を示し、「勝てるシナリオ」をもって内外を説得しなければ、「新たな体制」は生れようがない。 国会をいくら延長しても、実りある審議は望むべくもないだろう。 残念ながら、与野党問わず、多くの国会議員の間には「空洞化」現象が起きているようだ。 その間隙を縫うように、アメリカは北朝鮮との国交正常化に関する水面下の交渉を加速させている。 韓国も中国もロシアとの関係強化に忙しい。 日本の国益や外交は“すっからカーン”状態。 実は、資源小国といわれるが、日本は経済水域の広さと未開発の海洋資源に関して言えば、世界有数の「資源超大国」に他ならない。 ところが、その大切