【法廷から】(上)2人の女子部員を“ハシゴ” 泥酔した教え子の女子柔道部員に乱暴したとして、準強姦罪に問われたアテネ、北京両五輪の柔道金メダリスト、内柴正人被告(34)の東京地裁公判。11月28、29日に行われた被告人質問の後半では、事件をめぐる複雑な背景事情が次々に明らかにされていった。(時吉達也)第3の女子部員登場、柔道部内の「本妻」? 11月29日の2日目の被告人質問では、合宿に参加していた「第3の女子部員」の存在も明言された。事件以前から性的関係が続き、すでに部内で問題が取り上げられたこともあったという。内柴被告は今回の事件が発覚した際、同様の事態が再び起きることを懸念した、と説明した。 左陪席の女性裁判官は、部員3人との性行為に対する内柴被告の認識を尋ねた。 裁判官「××(第3の女子部員)との関係は、今回の2人と比べて『悪さ』が違う、と考えていますか」 被告「悪さ? …まあ、2人