<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2009年04月17日 (金)時論公論 「農地を有効利用できるか」 (藤井キャスター) 政府が自給率向上の切り札と位置づける、農地法改正を巡る議論が衆議院で本格化します。農地法改正の論点と課題について、合瀬宏毅(おおせひろき)解説委員です。 (合瀬解説委員) 先進国最低と言われる日本の食料自給率で、問題となっているのが農地の利用法です。何も作付けされず荒れた農地が38万ヘクタールに及び、一方で様々な規制によって、大規模化や農業への新規参入が阻まれてきました。 政府は農地法を抜本的に改正し、農地を農地として利用する一方で、企業の参入などをより広く認めるなどして農業に活気を呼び込みたい考えです。 今夜は農地法の改正が、農業の活性化や食糧の自給率向上に結びついていくのか。この問題について考えます。 まずは農地の何が問題となっているのかで