やせ細った様子に心配の声が広がっていた米国の動物園のジャイアントパンダ、ヤーヤーについて、中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)副報道局長は11日の定例記者会見で「皮膚病で毛が抜け落ちたこと以外、比較的安定した状態にある」との認識を示したうえで、できる限り早く中国に戻すとの考えを示した。今月7日でパンダの貸与契約期間は終了しており、月内にも中国に返還される見通し。 ヤーヤーは、衰弱してやせ細った様子の動画や写真が中国国内のインターネット上で拡散し、懸念が広がっていた。22歳のヤーヤーは野生の平均寿命を上回っており、中国メディアによると、米国の動物園側は、えさや飼育環境などに問題はないと反論。中国動物園協会も適切に飼育されていると説明していた。それでもネット上での拡散は収まらず、東京・上野動物園で飼育され2月に中国に戻ったシャンシャンと比較する書き込みも相次…