マイクロソフトは2009年10月22日、パソコン用の新OS「Windows 7」の一般発売を受け、東京都内で記者会見を開いた。同社の樋口泰行社長は、「Windows Vista」の発売から3カ月分を超える本数を予約だけで達成していることを明らかにした。10月21日の深夜の東京・秋葉原にはいち早くWindows 7を買い求めようと多くの人がつめかけた。早朝、大手量販店店頭で開催した発売記念イベントにはパソコンメーカー各社のトップが顔を出すなど、パソコン不況の中、Windows 7にかける各社の期待は大きい。 Windows 7は、一世代前のVistaよりも動作を軽くして、操作を簡素化したのが特徴だ。約3年前に発売したVistaは、透明効果などを多用し、見た目は美しいOSに仕上がったが、パソコンに高いハードウエアスペックを必要とした。その結果、ユーザーから「動作が遅い」などと批判を受けた。低価