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ブックマーク / sportiva.shueisha.co.jp (6)

  • ふたりの漫画家がブラジルで考えた「日本らしいサッカー」とは?

    とり・みき×ヤマザキマリ 対談 その1 プロフィール とり・みき (写真右) 熊県出身。漫画家。エッセイコミックなども手がける。94年『DAI-HONYA』98年『SF大将』で星雲賞、95年『遠くへいきたい』で文春漫画賞を受賞。FC東京サポーター。 ヤマザキマリ (写真左) 東京都出身。漫画家。1984年にフィレンツェの美術学校で油絵を学ぶ。1997年、漫画家として活動開始。2010年、『テルマエ・ロマエ』で2010年度漫画大賞、手塚治虫文化賞短編賞を受賞。イタリア在住。共著に『プリニウス』(新潮社・7月9日発売)。 W杯では、出場国それぞれのサッカーのスタイルを目の当たりにするのも醍醐味のひとつ。欧州で人々の生活とサッカーとの関わり方を見てきた漫画家ヤマザキマリ氏と、日サッカーを長年愛してきた漫画家、とり・みき氏がW杯現地観戦で感じ取ったことを語り合った。 とり・みき ブラジルのスポ

    ふたりの漫画家がブラジルで考えた「日本らしいサッカー」とは?
  • 為末大が語る「体罰問題」。選手と指導者の正しい関係とは?

    『スポーツ紛争地図』vol.5 part.1 為末大というアスリートをひと言で表すとすれば「自立のパイオニア」であろう。指導者からの自立、競技団体からの自立、そして経済的な自立。 長い間体協がかり、企業がかりが普通であった日のアマチュアスポーツ界において、安定企業を飛び出して賞金レースへの参画という道を選んだ男は、組織に頼らず競技者としてのグランドデザインを自ら描き、世界陸上で2度のメダルを獲得した。 9月26日、桜宮高校の体罰自殺事件の判決が大阪地裁で出された(バスケ部元顧問に懲役1年執行猶予3年の有罪)。全柔連の度重なる不祥事を含め、昨年来、日のスポーツ界を襲ったモラルハザードを彼はどう見ているのか。自らの半生の回顧も含めて言葉を紡いでもらった。 「今振り返ってみると、僕の場合、『自立するんだ』と思って動いたというよりも、自立せざるを得なかったという方が正しいですね。中学時代から続

    為末大が語る「体罰問題」。選手と指導者の正しい関係とは?
  • Jリーグにビッグクラブが存在することの功罪を考える

    ■ビッグクラブのないJリーグの魅力と課題 現在のJリーグは、どのクラブにも優勝の可能性があるといっても過言ではないほど戦力差のないリーグで、競争の激しい状態といえる。たとえば、昨季残留争いをした大宮が首位を快走しても、ちょっとした驚きではあるけども、ものすごい驚きではない。多くのクラブに優勝する可能性がある。それは世界の主要リーグではあまりないことで、非常にスリルのあるリーグといえる。 ただ、それだと世界レベルの競争力を持つことが難しい。そこをどう考えるか。今シーズンのAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は、4チーム(広島、仙台、浦和、柏)が出場し、結局、柏だけがベスト8に残った。2007年に浦和、2008年にガンバ大阪がACLで優勝してから5、6年が経過した今、アジアの情勢が変わってきていることに、もっと目を向けなければいけない。 観客動員数でリーグを引っ張る存在の浦和。ビッグクラ

    Jリーグにビッグクラブが存在することの功罪を考える
  • ブラジル人記者が語る「日本代表はCBの人選を見直すべき」

    アギア・ティアゴ●文 text by Aguiar Thiago栗原正夫●翻訳 translation by Kurihara Masao コンフェデ対戦国記者が見た日の課題(1) 3連敗で終わった日のコンフェデ杯。その戦いぶりは、対戦国の記者の目にどう映ったのか。ブラジル『エスタド・デ・ミナス』紙記者はその守備を課題にあげた。 日の守備陣はブラジルの選手にたびたび突破を許した photo by Fujita Masato 日本代表はコンフェデ杯でグループリーグ3連敗に終わった。その要因として、まずはブラジル、イタリア、メキシコと同居する厳しいグループに入ったことが挙げられると思う。日の成長はブラジルでも知られるところだが、今回の組み合わせが不運だったことは否めない。 とはいえブラジルには0-3と完敗。イタリアには勝てそうで勝てなかった。メキシコ戦は、すでに敗退が決まった中で行なわ

    ブラジル人記者が語る「日本代表はCBの人選を見直すべき」
  • イタリア紙記者が特別寄稿。「この敗戦で日本はもっと強くなる」

    エンリコ・クロー●文 text by Enrico Curro 内海浩子●訳 translation by Uchiumi Hiroko 試合後、ブッフォンと抱き合うザッケローニ監督 photo by Getty Images 日戦はイタリアにとってあまり楽しいものではなかった。集中力の欠如にプランデッリは激怒していたし、「レシフェの暑さと疲労があったにせよ、イタリアのようなチームが常に同じ集中をもって戦えないとは許し難い」と、主将のブッフォンは監督以上に厳しい表情だった。 同時にブッフォンは香川田、岡崎という2列目を筆頭とする日本代表技術レベルへの驚きも隠せなかった。 「然るべき注意力に欠けていた我々のせいもあったとはいえ、それよりも日が良かったというのは否めない。特にテクニックの高さにはびっくりした。代表のGKとして17もシュートを打たれるなんて初めてだ」 確かにイタリアの

    イタリア紙記者が特別寄稿。「この敗戦で日本はもっと強くなる」
  • ロンドン五輪決勝で、宮間あやの涙が止まらなかった理由

    早草紀子●取材・文 text by Hayakusa Norikophoto by Hayakusa Noriko/JMPA ロンドン五輪で史上初となる銀メダルを獲得したなでしこジャパンプレイバック ロンドン五輪/女子サッカー 宮間あやは、半年間、ずっと思い悩んでいた。 北京五輪のようなチームにしたい――。だが、理想と現実は、大きくかけ離れていた。 原因はひとつじゃない 珍しく苛立った初戦 これまで張りつめていた感情が解き放たれた。決勝戦の敗戦を告げるホイッスルが鳴り響いた瞬間、宮間あやはゆっくりと足を止めた。しばらくして、健闘を讃えるために仲間のもとへ歩みを進める。握手やハイタッチではなく、抱擁を繰り返した。澤穂希と抱き合ったとき、目を閉じて腕により一層力をこめた。その背中を追い、肩を並べて走ってきた。もう、涙を止めることはできなかった。号泣――。これまで抑えていた宮間の感情が溢れ出した

    ロンドン五輪決勝で、宮間あやの涙が止まらなかった理由
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