「サッカーの質を高め、子どもの夢になる」という目標に向かい、オランダに渡った相良(中央)【写真提供:相良浩平】 筑波大でスポーツ医学を勉強しながら、サッカー部でトレーナーをしていた一人の男がいた。その名は相良浩平。「卒業したらさらにどこかで勉強して、Jリーグに行きたい」という夢を抱いていた。 しかし、当時のJリーグのトレーナーは鍼灸(しんきゅう)系が中心で、相良が極めようとしていたスポーツリハビリ専門のフィジオセラピストを教育する学校はなかなかなかった。 この分野では米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが進んでいたが、将来サッカーの世界で生きることを考えれば行き先は自ずとヨーロッパになった。 「オランダはいいぞ。オランダはサッカー先進国だし、フィジオセラピーも進んでいる。この分野では世界一だ」 大学の先輩からこうアドバイスを受けた。「世界一はさすがにおおげさだな」と思いな
ネルケ無方さんの名前をよく見かけるようになった。アマゾンを見たらけっこう本も出されている。外人さんで禅に入れ込むというのは、けっこうよくある話だからなとあまり関心ももたなかった。いや、この「外人さん」という言い方も差別的でひどもんだなとは思うが「外国人」とも違った微妙に親しみの含みがあって難しい。もう少し言うなら、日本人以上に日本を熟知する外国人が出現してきたことの含意もないわけではない。 いすれにせよ、外国人や知識人が関心をもつ禅、あるいはメディアや書籍とかで著名な禅のお坊さんの説教などは、道元を敬愛する私にしては、もうどうでもいい存在である。ところがどうも、ネルケさん、道元の徒らしい。え?と思った。いやそう思うことがまったくもって失礼な話なのだが、あの正法眼蔵の正法の禅を理解する外人さんがいるのか、いやいるのだろう、という予感がして、まず一つ、わかりやすく坐禅の話を読んでみた。 率直に
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