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2017年1月20日のブックマーク (6件)

  • さえずり 01062017 : 革命の日の朝の屑拾い日記

  • てめえたちはな、文学を読んだことなんざ一度だつてねえんだぞ

    「日読書会級だなんて自分で思つてるんだろう?しかしてめえたちはな、漱石の文学を読んだことなんざ一度だつてねえんだぞ。てめえたちにやそもそも漱石なんか読めやしねえんだ。漱石つてやつあ暗いやつだつたんだ。陰気で気違いみてえに暗かつたんだ。」(中野重治「小説の書けぬ小説家」) ーーそうかね 私には私の心を腐蝕するような不愉快な塊が常にあった。(夏目漱石『硝子戸の中』) 修善寺の大患のあとだからな ある日T君が来たから、この話をして、癒ったとも云えず、癒らないとも云えず、何と答えて好いか分らないと語ったら、T君はすぐ私にこんな返事をした。 「そりゃ癒ったとは云われませんね。そう時々再発するようじゃ。まあもとの病気の継続なんでしょう」 この継続という言葉を聞いた時、私は好い事を教えられたような気がした。それから以後は、「どうかこうか生きています」という挨拶をやめて、「病気はまだ継続中です」と改た

  • 私は〈きみ〉を拷問するだろう

    我々は基的に皆、邪悪でエゴイスティック、嫌悪をもたらす生き物である。拷問を例にとろう。私はリアリストだ。私に娘があり誰かが彼女を誘拐したとする。そして私は誘拐犯の友人を見出したなら、私はこの男を拷問しないだろうなどとは言い得ない。 (ジジェク、2016,12) ◆Conversations with Ziiek Slavoj Zizek and Glyn Daly、2004より私訳( 邦題『ジジェク自身によるジジェク』) 大統領 president 選? いやまずは大統領職 presidency 選だよ、大統領選じゃない。私は5番目だった。負けたんだ。けれど気にしなかったね。政治のポストでは、文化政治のたぐいには全く興味がなかったからな。興味があった唯一のことはーー古い話だがジョークではないよーー、内務省の大臣か諜報部の長だった。馬鹿げてきこえるかい? でもどちらも真剣に考えたんだ。たぶ

    私は〈きみ〉を拷問するだろう
  • 【読書感想】狼たちは天使の匂い ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    狼たちは天使の匂い 我が偏愛のアクション映画1964?1980? (我が偏愛のアクション映画1964~1980 1) 作者: 町山智浩出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2015/06/13メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6件) を見る 内容紹介 ランボーもダイ・ハードもCGもなかった頃、スクリーンの男たちはリアルな血と汗を流していた! 映画秘宝好評連載「男の子映画道場」単行化、第一弾! 殺し屋、ギャング、アウトロー刑事…… リー・マーヴィンからチャールズ・ブロンソンまで 60~70年代に銀幕で暴れまわったタフガイたち! 映画史から消された傑作、忘れられた名作……これぞ男のためのアクション映画だ! これはたしかに「男の子」の映画の世界。 冒頭で、町山さんがお父さんと一緒に映画を観に行った思い出と、その後の関係について語っておられるのですが、それを読んだだけで、

    【読書感想】狼たちは天使の匂い ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 「神さん」という原超自我

    以下、「神と女をめぐる「思索」」の別ヴァージョンである。 前回、女は神であること、究極的には母=神であることが「理論的に」証明された(?)。すなわち昔の日庶民の言葉遣いが正しいことが証明された・・・(何度か記しているがわたくしの三点リーダー記号は(笑)のかわりである・・・)。 しっかりとした老人の声に、もうはずれの角に近い茶店を見ると、軒からお赤飯とか、ところ天とか、埃まみれの札をさげ、小笊に盛った里芋やらちょっとして土産物やらを並べた店さきに、主人〔あるじ〕らしい中年の男とそのお神さんらしいのが立って、驚きの色も見せず、若い女の肩につかまって着いた老人を、おかしそうに眺めやった。(古井由吉『中山坂』) ここではこの《主人〔あるじ〕らしい中年の男とそのお神さんらしいの》を「理論的に」解釈してみることにする・・・ この古井由吉の示唆あふれる文は、「Φ らしい中年の男とそのS(Ⱥ) 」と翻訳

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