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ブックマーク / note.com/simplearchitect (11)

  • プログラミングの上達の為に努力を一切辞めてみる|牛尾 剛

    実際にうまくいくかは全くわからないのだが、タイトルのことを試してみようと思っている。 私はサーバーレスのプラットフォームを作っているチームに所属しているが、周りにはスーパースターのようにコーディングが出来る人がゴロゴロいる。自分もそうなりたいので必死に頑張ってきたのだが、1年目を目前にして、自分があまり進化していないことに気が付いた。これは何かを変えないといけないサインだと思った。 1年を過ごしてみて良かったことは、自分的には相当無茶なチャレンジなので、まずサバイバル出来ただけでも自分を褒めてあげたい。自分のキャリアは、コンサルタント、PMエヴァンジェリスト、DevOps という感じなので、プログラマもやっていたが、正直プログラミングスキルは褒められたものではない。だから、このチームに入ったのだ。 2週間のスプリントの中で何とか成果を出そうと頑張って、気が付いたら自分の時間のほとんどを仕

    プログラミングの上達の為に努力を一切辞めてみる|牛尾 剛
  • 生産性を上げようと思っていても無駄なこと|牛尾 剛

    今週、自分のメンターであるクリスから小さなアドバイスをもらって、それは自分が考えたこともなかった事だったので、忘れないようにメモしておきたい。 センスの正体クリスとのメンタリングセッションの日に、最近不思議に思っていることについて質問してみた。それは、自分の同僚に Vincent という人がいるのだが、彼もまた例にもれずセンスがとても良い。例えば、ログの分析も自分よりとてもうまい。それが自分がよく知らないエリアであっても、ログの分析が自分よりずっとうまい。 彼はとても若いけど、新卒ではない。そういう条件なので、もしそれがセンスだとすると一体何が影響しているのかを知りたかったのでクリスにそれを伝えてみた。 Patience が足りないクリスは、少し考えてこういった。「君には多分 patience (我慢みたいな意味)が必要だと思う。」 彼は、ここに来る前から「プロダクション(実際にアプリを多

    生産性を上げようと思っていても無駄なこと|牛尾 剛
  • アメリカの職場ではなぜドキュメントも無いのに人が去っても問題ないのだろう?|牛尾 剛

    アメリカの職場にいると、日にいるときよりも身近でレイオフだとか、職を変えるというのを頻繁に見かける。先日もそういう場面があったのだが昔日で働いていた時のことを思い出した。 ドキュメントを書く理由 日のソフトウェア企業にいたときは、「納品物であるから」という理由以外にも、「人がいなくなったときに会社が困るから」という理由でもドキュメントを書くことが推奨されていた。しかし、少なくとも今の職場ではそんな理由でドキュメントを書くのは推奨されていないのに、なぜ問題にならないのだろうとふと思った。 うちのマネージャは、バディ制ににして、みんな休暇できるようにしようとは言っているが、多分当に退職対策ではないと思う。 チームのメンバーが抜けたときも、「とても残念で、ワークロードをどうしようという問題はあるけど、彼女の門出を祝福しよう」言っていた。つまり、こちらでも「工数」は問題になるけど、「引継ぎ

    アメリカの職場ではなぜドキュメントも無いのに人が去っても問題ないのだろう?|牛尾 剛
  • 長年悩んでたことがアホみたいな理由だった|牛尾 剛

    今回のブログは正直書くか迷ったけど、自分みたいにしょーもないことで苦しんでいる人がいるかもしれないので書いてみることにする。 悩んでいた事自分が悩んでいた事、それはプログラミングの遅さだ。このチームに入って2年目からずっと悩んでいる。最初の年はDevOpsや、コンテナ系のお仕事が多かったときはそうでもなかったのだが、その仕事がすべて他のチームに移って自分はプラットフォームのプログラミングをすることになった。 先に挙げた仕事は自分の得意分野だったので出来ていたのかな?と思っていた。しかし自分はプログラマになりたいので、プログラミングできることはうれしいのだが、自分はほんまに遅くて、マネージャにも「自分が遅いのわかってるねんけど。どうしたらいいやろ、ほんまごめん」とかいうと、「ネガティブになってはいけない。昨日の自分から進歩していたらそれでいいよ」と言ってくれていたが、ブログにいろいろ書いてき

    長年悩んでたことがアホみたいな理由だった|牛尾 剛
  • わからん時に躊躇せず聞いて生産性爆上げする話|牛尾 剛

    自分の会社には一緒に働いている人に、自分へのフィードバックをお願いすることが出来る。かなりの技術イケメンである John にフィードバックをお願いしたらこんなことが書いてあった 自分や、ドメインエキスパートに対して質問するのを恐れないように! エンジニアがより賢くなるのはチームの幸せにつながるよ 自分的には質問しているつもりだったが遠慮があった どれぐらいのタイミングで質問に答えてくれるかは人によるけど、John は大抵ものすごく早く丁寧な回答をしてくれる。だから、当に困ったときは彼に質問をよくしていたのだけど、彼からすると自分はまだ遠慮しているっぽい。 今までは、自分は、ある程度調べて考えたうえで、ブロックされた場合に人に聞くという行動様式をとっていた。でも、このやり方は、今から振り返るとあまりチームの生産性的には良くないようだ。私は日人なので、なんだかんだいっても、人に安易に聴くの

    わからん時に躊躇せず聞いて生産性爆上げする話|牛尾 剛
  • 仕事ができない感から完全脱却してみる|牛尾 剛

    わたしは未だに自分が「仕事ができない」感がある。いや、たぶん思い込みじゃなくて、当にそうだと思う。周りと比べても意味はないのだが、明らかにプログラミングのスピードが遅いし、ソリューションや思考の精緻さに欠ける。アメリカのテックカンパニーの人員削減が盛んだしいつ首になってもおかしくないと思う。 「向いていない」エンジニアへのあこがれアメリカで自分がしたかったことは、今度こそ胸を張って「エンジニアです」といえるようになること。何かを作れる人間になること。これは今までの人生で一度もかなっていないことだ。だから、正直なところ「向いていない」と自覚している。 だから、自分と一緒に働いているVincentに聞いてみた。彼は私よりずっと若いけど仕事をしっかりできる。私よりずっとプログラミングも素早いしロジックをよく覚えているし、複雑なリファクタリングもこなせる。 同僚の要領を得ない回答 彼にどうしたら

    仕事ができない感から完全脱却してみる|牛尾 剛
  • ADHDと診断された自分が、人生をコントロール出来ている感覚を獲得する|牛尾 剛

    アメリカでは Thanks giving で珍しく4連休でした。読書と思想に時間を費やした結果、整理に時間を投資することで自分の ADHD 症状を完全に消し去ることが出来たので体験をシェアしておきたいと思います。個人の感想なので、医学的根拠とか一切ありませんが、自分と同じことに苦しむ人のヒントになればと思い筆を執りました。 人生がコントロール出来てない感今まで自分の人生の最大の課題は「何をやっても出来ない」ことで、今年はそのことが解決出来た記念すべき年でした。 ワインバーグ先生の言う通り問題を解決したら次の問題が最大の問題に浮上する。一番大きいやつの次もなかなかの難しいものだ。それは「人生がコントロール出来ていない感」だ。正直な話をすると、今のチームに入ってからパツパツで常に仕事のことばっかりやっている。やらされているわけではなく、そうでないと不安なのだ。 しかも、夜10時ぐらいまでがっつ

    ADHDと診断された自分が、人生をコントロール出来ている感覚を獲得する|牛尾 剛
  • 才能ない人を観察してどうやったらできるようになるか考えてみた|牛尾 剛

    俺は「こいつガチで才能ねぇなぁ」というやつを知っている。俺のことだ。世の中の定番の成功法則は、「自分の苦手なことを捨てて、得意なことをやる」というのをよく聞く。自分もそれ最高だろうと思う。しかし、自分の場合は「すべてにおいて才能が無い」のだ。子供のころから何かが出来るようになった!と思えたことが一度もなかった。別にすごいレベルを目指しているのではなくて、普通の人が普通に努力したら到達できるレベルでも到達できたためしがない。 なんとも暗い話なのだが、事実なので仕方がない。ただし、自分は落ち込んでいるわけではなく、「それがわしや」と思っているので悲しいとか卑下をしているわけではない。才能がある分野はあるにはあるのだが、それは「自分がやらない」分野だ。つまりコンサルティングとか、エバンジェリストとかそういう仕事で、それはそれで素晴らしいことなのだが、自分が子供のころからやりたかったこととは「自分

    才能ない人を観察してどうやったらできるようになるか考えてみた|牛尾 剛
  • 技術者には試行錯誤は圧倒的に悪であると腹落ちした話|牛尾 剛

    私はシアトルのクラウドの中の人として、ソフトウェアの開発を行っているが、先日ある問題がきっかけで、技術者には試行錯誤がとても良くないということが腹落ちしたので、忘れないように書いておきたい。 先日起こった事先日起こった事は、私がシアトルから一時帰国して、普段使わないラップトップを使って日から仕事をしている。 Application Insights というログを管理するプラットフォームがあるのだが、とても不思議なことに、Application Insights のログファイルを見ると完全に正常に動いているようにしか見えないのだが、クラウドのポータルに行くと、テレメトリが来ていない。 Application Insights のチームのメンバーが助けてくれることになったので、彼女に、Teamsで画面共有をして、「ほら、出ないでしょ?」と見せると、なんとテレメトリがポータルに来ている。その後

    技術者には試行錯誤は圧倒的に悪であると腹落ちした話|牛尾 剛
  • プログラミングというより物事が出来るようになる思考法|牛尾 剛

    私が人生でずっと悩んで追い求めていたものがついに解決した。それは、なんでも良いから何かが「出来るようになる」ことだ。 昔からいくらその対象に時間をかけても、努力しても、人並みにすらならない。人にやってもらうとか自分がやらないことに関してはうまくいくのだが、自分が何かが出来るようになるということに関しては人生50年目だが、絶望的で、それが自分の自己肯定感や、人並みに生きることへの罪悪感を生んでいた。人生で解決したかった問題 No.1 だ。だからそれをずっと解決しようと頑張ってきた。 ギター演奏での解決方法私はクソ不器用で、なにやってもできないので、人生で出来たらいいことを2つだけ定めた。ギター演奏と、プログラミング。ギター演奏に関しては少し前に解決した。根的な問題を一つ上げるとすると、「ゆっくりから、メトロノームで練習する」これだけだ。 ギターはもう何十年も演奏しているのに弾ける感がなかっ

    プログラミングというより物事が出来るようになる思考法|牛尾 剛
  • コードリーディングのコツは極力コードを読まないこと|牛尾 剛

    私はクラウドのプロダクトチームで働いているが、何を隠そう一番苦手で克服できていないことが、コードリーディングだ。ものすごーく時間かかるし、時間かかったうえに読み間違えたりするし、しかもめっちゃ頭使うのに他の人はずっと速いので敗北感しか残らない。先日もマネージャの Pragna に相談したら、最初は2時間かかるけど、3か月もしたら5分で終わるわよ。って言われたけど、いや、そもそも俺4時間は最低かかるねんけどな、、、って感じ。 技術イケメンの皆さんのアドバイス よくよく私のキャリアを考えると、OSSにコントリビュートとかしていることはあったが、めっちゃくちゃ巨大でややこしいコードベースを読んで理解する必要が無いことが多かった。1からコードを書くのは得意だが、他の人のを読んでがっつり理解してとか、どうやったら出来るのかわからない。 当然自分の周りの技術イケメンの皆さんにコツを聞いていたのだが、ど

    コードリーディングのコツは極力コードを読まないこと|牛尾 剛
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