ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が公の場で撮影されると、周りにはいつも同じ人たちがいる――と、ソーシャルメディアでうわさになりがちだ。最近では、昨年大みそかに公表された集合写真について、プーチン氏の背後にいるのは本物の軍人ではない、以前にもプーチン氏と一緒に撮影されていたなどのうわさがとびかった。果たして本当にそうなのか。顔認証ソフトウェアで検証する。
花王株式会社(社長・長谷部佳宏)ビューティリサーチ&クリエーションセンター※1とメイクアップ研究所は、日本人女性の顔を調査解析し、目や口などのパーツの配置および形状から、日本人女性の「平均フェースプロポーション」を確認するとともに、印象の違いに影響を与える顔の特徴を明らかにしました。今後、この成果を、個性や美の多様性が重視される現代におけるメイクアップ提案の基盤情報として活用していきます。 今回の研究成果は、第25回日本顔学会大会(2020年10月3~4日・オンライン開催)にて発表しました。 ※1 組織改編により化粧品美容部から名称変更 背景 昨今、自分の個性を生かしたメイクをしたいという声が多く聞かれます。花王グループのカネボウ化粧品は、1982年に、日本人女性の顔を調査し、目や鼻、口などのパーツの大きさや配置の美しいバランスを定め、パーツの配置によって印象が変化することを報告しています
誰がスーパーレコグナイザーになれるのか? 世の中には一度見た顔を一生忘れない特殊能力を持つ人たちがいる。「スーパーレコグナイザー」と呼ばれる彼らは、何年も経ってから再会しても、一度だけ集中すればその顔を瞬時に認識できるし、目など一つの特徴を見ただけで認識できる場合もあるという。 また、顔を正面から見ただけで、その人の横顔のイメージを大体つかむこともできる。これに対し、普通の人のほとんどは、そんなふうに横顔をイメージできない。凡人の脳は、顔の正面画像を捉え、それを記憶するだけだ。その正面画像さえ覚えていられれば、の話だが。 ロンドンにあるグリニッジ大学の応用心理学教授で、スーパーレコグナイザーの専門家であるジョシュ・デイビスは言う。 「スーパーレコグナイザーは間違いなく、並外れた能力を持っています。それは科学者がここ数年で研究を始めたばかりの能力であり、私たちは彼らがどうやってそれをやっての
佐藤弥 こころの未来研究センター特定准教授らの研究グループは、日本人65人を対象として、表情の表出を調べ、日本人の表情が心理学研究において著名なエクマン博士の理論とは異なることを実証しました。 表情は感情を表すメディアで、人のコミュニケーションに不可欠です。エクマンは、感情を表す普遍的な表情があるという理論を提案しました。理論は、観察や直感に基づいていましたが、基本感情の表情表出を実証的に調べた先行研究は、この理論を部分的にしか支持していませんでした。さらに、そうした研究は今まで、西洋文化圏でしか実施されていませんでした。 本研究では、被験者は基本6感情(怒り・嫌悪・恐怖・喜び・悲しみ・驚き)のシナリオに基づいて表情を表出しました。その結果、写真条件ではターゲットの感情が明確に表出されましたが、シナリオ条件では幸福と驚きの条件でしかターゲット感情ははっきりと表出されませんでした。さらに、写
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