北アルプスの山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」で、おととし運行を終えたトロリーバスのうち、奇跡的に解体されずに残った1台が、長野県側の玄関口、大町市の扇沢に“里帰り”しました。 「立山黒部アルペンルート」の黒部ダムと、大町市の扇沢を結ぶ区間では、架線から電気を引いて走行するトロリーバスが昭和39年から半世紀余りにわたって運行され「トロバス」の愛称で親しまれてきましたが、おととし、車両の老朽化などのため、惜しまれながら引退しました。 トロバスは、すべて解体される予定でしたが、大町市によりますと、あるバスファンの働きかけで、1台だけ解体されずに残されていたということです。 そこで市が、このバスを展示しようとクラウドファンディングを行ったところ、およそ650万円が集まり、塗装を施してよみがえったトロバスが10日、扇沢に“里帰り”しました。 長野市から訪れた20代の男性は「このトロリーバスは
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