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ブックマーク / academist-cf.com (7)

  • カラスの美味しい食べ方は? – 全11種のカラス食を大公開!

    総研大のまわりに広がるつつじ畑 先日総合研究大学院大学(総研大)にて、昨年末に目標金額に到達したプロジェクト「カラスと対話するドローンを作りたい!」のリターンのひとつである「カラスレシピ開発研究会」が開催されました。 そもそも、どうしてカラスをべるのでしょうか。総研大の塚原直樹助教は、カラスの音声コミュニケーションの研究を進める過程で、東京都だけでも年間約1万羽のカラスが捕獲されている事実を知りました。捕獲されたカラスたちを有効活用できれば良いのですが、なかなかそういうわけにもいきません。カラスたちはただ処分されてしまい、そこには決して安くない費用がかかっているのです。 この問題を解決できないだろうか? そう考えた塚原助教は、カラスを「べる」というアイデアを思いつきました。カラスをべると聞くと思わず顔をしかめてしまうかもしれませんが、塚原助教はカラスの特性を丹念に調べ上げ、これま

    カラスの美味しい食べ方は? – 全11種のカラス食を大公開!
    achakeym
    achakeym 2022/01/23
    2016年5月23日
  • 恐竜時代の地球軌道が、地球環境を変えた? – 新たな変動メカニズムの提唱

    地球環境はどのように変わってきたか? 近年、地球規模の環境問題が多発し、その原因とされる温室効果ガス、二酸化炭素(CO2)濃度の増加への対策に、国際社会が取り組んでいます。この大気CO2濃度の急増は、これまでに類を見ないものだとされています。 一方、恐竜の繁栄した中生代は、現在(約400ppm)よりも数倍も大気CO2濃度が高く、気候も現在より温暖であったことが知られています。では、大気CO2濃度は、これまでにどのように変わってきたのでしょうか? 過去の大気CO2濃度を調べる方法はいくつか知られています。最も信頼できるのは、南極などの氷の中に泡として残されている空気のCO2濃度を調べる方法です。その結果、大気CO2濃度が10万年周期で約200ppmと300ppmのあいだを繰り返してきたことがわかっています。この10万年周期の要因として、地球の軌道が変わって、地球が受ける日射量やその分布が変わ

    恐竜時代の地球軌道が、地球環境を変えた? – 新たな変動メカニズムの提唱
    achakeym
    achakeym 2021/10/24
    チャート 縞模様 ミランコビッチサイクル
  • 誰も知らなかったグラファイトの姿【前編】 – 音を使って完全結晶の強さを見る

    黒鉛は黒色? 黒鉛というと、多くの方にとって日頃から馴染み深い物質のひとつではないでしょうか。黒鉛は炭の主要な成分です。物を調理するとき温度が上がり過ぎて「炭化」してしまったときに、目にする黒い焦げが炭です。また、墨や鉛筆、各種のインクなどの形で、黒色に塗るときに使われる物質も黒鉛です。 Black leadの日語訳であったこの黒鉛は、英語圏では現在「グラファイト」と呼ばれます。グラファイトというと、炭素でできた「黒い」結晶性物質である、という感覚を持つ方も多いことでしょう。このグラファイトを、完全といえるほどに純粋な単結晶として作り上げたならば、どのようなことがわかるのでしょうか? パナソニックから(株)カネカに移られていた村上睦明先生は、多くの共同研究者の方とともに、ポリイミドフィルムからグラファイト単結晶を合成する方法を確立していました。筆者は10年以上前に、このカネカのグラファ

    誰も知らなかったグラファイトの姿【前編】 – 音を使って完全結晶の強さを見る
    achakeym
    achakeym 2020/08/01
  • 水から水素をとりだす「半導体光触媒」の新たな設計指針 – 光励起電荷移動の制御で量子収率がほぼ100%に!

    水から水素をとりだす「半導体光触媒」の新たな設計指針 – 光励起電荷移動の制御で量子収率がほぼ100%に! 太陽光エネルギーで水から水素をとりだす 化石資源に依存しないエネルギー基盤の確保は、人類にとっての前世紀からの重要な課題です。クリーンなエネルギー利用手段として水素が注目されていますが、この水素は現在のところ化石資源から取り出されたものであり、資源の枯渇や二酸化炭素排出などの問題は回避できません。 この解決策として唯一考えられるのは、太陽光のエネルギーを用いて水を分解して水素を製造することです。この場合、エネルギーの起源は太陽光であり、水素は太陽エネルギーを使いやすいかたちで保存するためのエネルギーキャリアです。この水素を太陽光のエネルギーを使って水から取り出すためのさまざまな方法が検討されています。 そのなかでも我々は、「半導体光触媒」を用いた水の光分解について取り組んでいます。以

    水から水素をとりだす「半導体光触媒」の新たな設計指針 – 光励起電荷移動の制御で量子収率がほぼ100%に!
    achakeym
    achakeym 2020/08/01
  • なぜ哺乳類と鳥類は大きな脳を進化させることができたのか? – ビッグデータが解明する脳サイズ進化の謎

    ヒトを含む哺乳類と鳥類は、同じ大きさの魚類や両生類と比べておよそ10倍~20倍大きな脳を持っています。哺乳類と鳥類のなかに高い学習能力や社会性を持つ動物が多く見られるのは、このように大きな脳を持っていることと関係しています。 体のわりに脳が大きく進化する現象は「大脳化」と呼ばれています。大脳化は高度な認知能力とそれに付随するさまざまな行動を可能とするため、いろいろな環境下で生存・繁殖上の利益をもたらすと考えられています。こういった適応的側面だけを考えれば、すべての脊椎動物に大脳化の機会があったと考えるのが自然です。しかし、大脳化はごく少数の例外を除いて哺乳類と鳥類でしか生じていません。なぜ、哺乳類と鳥類だけが大脳化に成功したのでしょうか?私たちはこの謎に迫りました。 北米に生息するミドリツバメ(学名:Tachycineta bicolor)の生後3日齢の雛。このように未熟な状態で生まれるの

    なぜ哺乳類と鳥類は大きな脳を進化させることができたのか? – ビッグデータが解明する脳サイズ進化の謎
    achakeym
    achakeym 2018/10/16
  • ゆりかごから墓場まで – 生物考古学が明らかにする江戸時代のあるおばあさんの一生

    生物考古学の発展 縄文時代や江戸時代など、過去の人びとの暮らしや生死を明らかにする研究分野というと、多くの方々は考古学や歴史学を思い浮かべるのではないでしょうか。そうした分野に加えて、生物考古学 (bioarchaeology)という研究分野があります。遺跡から出土した人骨や動物骨の形態を調べたり、DNAを分析したり、化学分析を実施したりなど、生物学や地球化学の手法を主に利用して、当時の人びとの生死、性、健康状態、集団構造など、考古学や歴史学上の研究課題に答えようとする分野です。 生物考古学の特徴のひとつは、そのアプローチの多様さです。ほかの分野の最先端の分析手法によって得られた知見を、考古学や文献史学の情報と組み合わせることで、従来の研究よりずっと鮮やかに、多方面から、過去の人びとの生き様を復元できるようになります。 今回、私たちは、同位体分析という手法を適用することにより、江戸時代の

    ゆりかごから墓場まで – 生物考古学が明らかにする江戸時代のあるおばあさんの一生
    achakeym
    achakeym 2017/01/05
  • 霊長類の脳が大きいのはヘビのせい? – 「ヘビ検出理論」の真偽に迫る

    霊長類の大きな脳 ほ乳類は、ほかの脊椎動物よりも身体のわりに大きな脳を持っています。なかでも多くの霊長類は、ほかのほ乳類よりも大きな脳を持っています。霊長類が脳(とくに視覚系)を発達させた要因として、かつては果実への移行が有力視されていましたが、20年ほど前からは、霊長類の複雑な社会構造で必要なコミュニケーションのためとの説が唱えられていました。しかし近年では、毒ヘビのいない地域での霊長類の視覚が劣ることや、ヘビを見たことのないサルでもヘビをすばやく見つけることなどから、霊長類はヘビを検出するために脳(とくに視覚システム)を大きくしたとの「ヘビ検出理論」(Isbell, 2009)が提唱されています。にわかには信じられない学説ですが、いまでは多くの実験結果によって支持されています。 ヒトやサルはヘビをすばやく見つける ヒトの祖先の霊長類は、およそ6500万年前ころから樹上で放散適応を始め

    霊長類の脳が大きいのはヘビのせい? – 「ヘビ検出理論」の真偽に迫る
    achakeym
    achakeym 2016/12/07
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