【1】れいわ新選組は本当に「左派ポピュリズム政党」なのか?れいわ新選組・全国比例における 保守層からの流入 (NHK出口調査に基づく) 前参議院議員・山本太郎氏が代表を務めるれいわ新選組が、今次参院選挙で約230万票もの得票を集め、国会に2議席を送り出したことは既知のとおりである。選挙後、れいわ新選組に対して「左派ポピュリズム政党」という批評が相次いで取りざたされている。 しかし私はこの批評は全く正しくない、と断言する。れいわ新選組が「ポピュリズム(大衆迎合)」かどうかは兎も角として、この政党を「左派」と安易に決めつけられない客観的状況があるのだ。 実際、NHKの出口調査によると、れいわ新選組の全国比例の得票のうち、自民党支持層からの票は最大で5%とみられている。つまりれいわ新選組が獲得した230万票のうち、約10~12万票は保守層から出力されていることになる。これに加えて、維新や公明の支