イランでは、新型コロナウイルスに感染した人の数が1万人を超えました。感染拡大が続くなか、アルコールの摂取が対策に効果があるというインターネット上のうそを信じ、密造酒を飲んで中毒症状で死亡する人が各地で相次いでいます。 このうち亡くなった人は75人増えて429人となりました。 感染者が1万人を超えたのは中国、イタリアに続いて、3か国目です。 感染拡大が続くなか「アルコールの摂取がウイルス対策に効果的だ」というインターネット上のうそを信じ、密造酒を飲んで中毒症状に陥る人が各地で相次ぎ、国営通信によりますと、少なくとも70人が死亡したということです。 またイランでは、アメリカによる制裁の影響でマイナス成長が続いていて、中央銀行は新型コロナウイルス対策としてIMF=国際通貨基金に対して50億ドル、日本円にして5000億円余りの緊急融資を要請したとしています。